ボートレースの歴史

ゴッホゴッホ

競艇予想の初心者が心得ておくことってなんですか?

競艇(ボートレース)とは

ボートレースは1952年(昭和27年)4月に長崎県の大村ボート場で始まりました。

これは試験的な開催で、レースのあり方やルールなどが検討されました。

三重県の津ボートが公認第1号レース場になり、その後びわこボート・芦屋ボートと次々に開催地が増え、現在では群馬県の桐生ボートレース場から長崎県の大村ボートレース場まで全国24カ所のレース場でボートレースが開催されています。

各ポートレース場の年間開催日数は約180~200日。全国で年間5万レースが実施されています。

ボートレースの正式名称はモーターボートレースで、モーターを使用して行うボートレースを指します。

走るのは同一規格のモーターとボートを使った6名のレーサーです。

1周600mのコースを3周回(気象条件で2周に短縮する場合もあり)して順位を競います。

お客さんは順位を予想して舟券を購入します。予想が的中すれば払戻金(配当金)を受け取る仕組みです。

モーターボートレースはF1と同じように世界各地で行われていますが、公営競技のギャンブルとして行われているのは日本と韓国だけです。

モーターボート競走法よって実施される公営競技なので、主催者は地方自治体です。

収益は地方自治体の財政・社会福祉・公益事業・国際協力事業などに使われています。

最近では熊本地震で被害を受けた熊本城の再建支援に日本財団が30億円を拠出したことでも有名になりました。

舟券は全国24カ所のボートレース場に加え、ボートレースチケットショップ、電話投票などで購入できます。

競艇選手(ボートレーサー)

ボートレーサー養成所の風景
2018年2月現在でレーサーは1587名で、女子レーサーは212名です。

レーサーになるには福岡県柳川市にあるボートレーサー養成所に入所し、1年間の養成訓練を受けなければなりません。

誰もがボートレーサー養成所に入れるわけではなく、ボートレーサー募集に合格した者しか入所できません。

ボートレーサーの募集は年2回行われ、約1200名が受験してわずか50名が合格します。

卒業できる人数はさらに絞られて約30名です。養成訓練に必要な経費は要りません。

ボートレーサーの最年長現役選手は高塚清一(静岡)で1947年3月生まれの71歳です。

これまでの最年長記録は加藤峻二(埼玉)が73歳まで現役生活を続けました。

他の体力を必要とするスポーツと違って、ボートレースはモーターを使用する競技なので高齢のレーサーでも現役を続けることができます。

一般の会社勤めの社会人と違ってボートレーサーには定年がありません。

ただし、一定の成績を残せなくなると日本モーターボート選手会から退会勧告を受けて引退を余儀なくされます。

また、3年に1回ある視力・聴力・身体検査などを行う登録更新検査に合格しないと引退です。

選手の平均年収は1600万円、2017年度には桐生順平の2億1224万円を最高に8名の1億円レーサーが誕生しています。

ボートレーサー養成所の卒業試験に合格するとボートレーサーとしてデビューし、登録番号が与えられます。

これはボートレーサーを続ける限りついて回ります。

勝負服と艇旗(ていき)の色について

6色の勝負服
ボートレースは6艇によるレースです。

6艇を1号艇・2号艇・3号艇・4号艇・5号艇・6号艇と区別し、それぞれに艇番色が決められています。

艇番色は遠くからでも確認できるようにしたもので、レースに参加するときは勝負服とボートに装着する艇旗に艇番色が使われます。

1号艇…白
2号艇…黒
2号艇…赤
4号艇…青
5号艇…黄
6号艇…緑

艇番色は競輪が勝負服に採用していたものをボートレースにも使いました。

色は中国の民間信仰である九星(きゅうせい)の一白・二黒・三碧・四青・五黄・六緑から採用したものです。

競艇で使用するボートはYM730型

ボート YM730型

YM730型

全長 2882mm
最大幅 1316mm
重量(カウリングなし) 69kg
カウリング 6.6kg

※カウリングは追突などから乗艇者を守るFRPの防御板

現在ボートレースで使用されている競走用ボートの名称は「YM730型」でC級ハイドロプレーン(江戸川ボートのみD級ハイドロプレーン)です。

ハイドロプレーンは直線のスピードを重視したもので、旋回性能は犠牲になっています。

かつては旋回性能の良いランナバウトを使ってレースをやっていましたが、あまりにも旋回性能が良いので内側からターンをしたボートから順番に着順が決まり、「賭け」の対象にならなくなりました。

ハイドロプレーンは艇底が平らになっている関係でターンの時に横流れし、大きく流れる選手や小回りする選手などが出てレースにいろいろなパターンが生まれます。

「賭け」としてのバリュエーションが豊富になるので、現在はハイドロプレーンで全レースを実施しています。

ボートは木製でできており、群馬県にあるヤマト発動機が製造しています。

木製品のため吸水で1ヵ月に約500g重くなります。

使用期間は1年。1年が経過すると新しいボートに切り替えられます。

木製品のボートを採用しているのは、衝突などによる力を吸収しやすく安全対策に優れていることと、産業廃棄物として廃棄するときの処分が簡単だからです。

ボートがレース中に破損した場合は整備のボート担当が修理し、破損の修理が間に合わない場合はボート交換をして次のレースに臨みます。

競走用のモーター「ヤマト331型」

モーター ヤマト331型

ヤマト331型

種類 水冷2サイクルガソリン機関
形式 縦型直列2気筒
総排気量 396.9cc
最大出力 31ps/6600rmp
機関重量 42.0kg
燃料タンク容量 2.3リットル

競走用モーターは、ボートと同じく群馬県にあるヤマト発動機で製造しています。

使用期間は1年間でプロペラのみ2年間使用します。

水上を走るため、軽量で耐水性能を重視して開発されました。

最高速度は80km/時ですが、視線が水面に近いこともあって体感スピードは100km/時を軽く超えます。

構造はきわめてシンプルで計器類・ブレーキなどはなく、モーターの始動は手動でスターターロープを引いて行います。

レバーを握るとアクセルが開いて加速して行き、レバーを放すと水の抵抗で減速します。

モーターの停止は電気位置を変えることで行います。