那珂川河口にあるレース場です。
博多湾が近いこともあって水質は汽水です。
変則的な競走水面でピットは2マークの対岸側、待機水面も狭く、助走距離は180mしか取れません。
1マークは那珂川の中央部にはみ出しています。
助走距離が取れないかわりに、スタートライン上のコース幅は63.75mもあります。
他のレース場が約50mに対してかなりの広さです。
スタートをするときの6艇が横間隔を広く取れるので、1マークでは捲り差しが入りやすくなります。
1コースは内線に寄って走らなくてはならないので、かなり窮屈に1マークのターンになります。
1コースの1着率は48.5%と弱めです。
3・4・5コースの1着率が他のレース場よりも高めです。
水面は干潮と満潮で大きく変わります。
レースがもつれるのは博多湾からの潮が満ちてくる満潮の時間帯です。
那珂川の流れと潮がぶつかり、複雑なうねりが起きます。
1マークで6艇が一斉にうねりの出る場所を確認して、そこからレバーを握るようなかたちになります。
目の前にうねりが出たレーサーはレバーを握れません。
人気レーサーがレバーを握るタイミングを逸する場合もあります。
予期せぬ展開が起きるので舟券は手広く散らしておかなければなりません。
シード番組はありません。
前半は接戦、後半戦に向けて主力が登場していくオーソドックスな流れです。
8Rの進入固定レースは「A級1人 vs B級5人」の対戦が多く軸が安定します。
展示タイムはレーザー計測で、計測位置もモーターの加速部分が反映されており、3コースのレーサーが1番時計を出すと捲りが決まります。
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