2020年のボートレースは、昨年シーズンを引っ張ってきた選手たちがトップ6圏外にランキングされている状況であり、誰が前半戦のボートレース界をトップリードするか、熱い駆け引きが続いている状況です。
そんな中で開催されるのが、ボートレース尼崎で開催される開設67周年記念G1尼崎センプルカップです。
期間は3月26日から31日までの6日間。
ここでは開設67周年記念G1尼崎センプルカップのボートレース予想で役立つ最新情報や、開催期間中に予定されているイベント情報などをご紹介します。
ボートレース尼崎の水面特徴
開設67周年記念G1尼崎センプルカップの競艇予想を的確なものになするためには、ボートレース尼崎の特徴を把握しておくことが重要です。
1マーク側にエキサイティングルームが設けられており、スタンドにいながらピットの状況を観察することができる唯一のボートレース場というのが最大の特徴ですが、水面特徴を把握することを忘れてはいけません。
もともと湿地帯であった場所を人口池を作って土地改良をした場所に造られたという背景があるボートレース尼崎。
このため水質は淡水であり、非常に癖がない水面となっています。
コースは広めに設計されていることから、カマシを得意としている選手に好まれているレース場でもあります。
最大の特徴とされているのは、2マークとセンターポール、1マークが一直線上に配置されており、1マークに関してもスタンド側には振られて造られていません。
この特徴からインコースを奪取した選手が十分に余裕を持った状態で旋回することが可能だということです。
こういった条件を考慮すると、スタンダードなボートレース場同様にインコースが有利な水面であることを示しています。
癖のない水面であるがゆえに、ボートレース予想の肝となってくるのは風です。
春先はそこまで影響はないかもしれませんが、夏場は浜風、冬場は六甲おろしという強風が吹き荒れるエリアです。
このためレース前の風状況には注意をしてボートレース予想を行いましょう。
向かい風の強い日は抜けが悪い状況になり、2マーク付近で風も舞ってしまうため、バランスを崩す選手が出て、レースが波乱起こる可能性が高まります。
開設67周年記念G1尼崎センプルカップの注目選手は
開設67周年記念G1尼崎センプルカップではWドリーム戦を開催予定です。
出場選手は初日の26日は、吉川元浩、松井繁、瓜生正義、毒島誠、池田浩二、茅原悠紀の6選手。
2日目には石野貴之、白井英治、井口佳典、峰竜太、菊地孝平、桐生順平の6選手。
この豪華すぎると言っても過言ではない選手たちが、尼崎を盛り上げてくれることでしょう。
ここではボートレース予想が有利になる注目選手をご紹介します。
白井英治
関門のホワイトシャークは、今年は年明けから絶好調。一般戦での2連勝を皮切りとして、下関で開催されたG1開設66周年記念競帝王決定戦も制して2020年度幸先の良いスタートダッシュに成功しました。
現在、賞金ランキングは堂々の1位をキープ。
SG第55回ボートレースクラシックの結果次第で、ランキングは変動する可能性はあるものの、そちらのレースにも出場予定の白井が制すれば、2020年度の前半戦は、白井を中心に回っていくこと間違いなしです。
尼崎での勝率は7.45と強さを発揮しており、優出88回、優勝13回という相性の良いボートレース場で実力を発揮できるか注目が集まっています。
菊地孝平
当地勝率7.25、優出96回、優勝16回の成績を誇っている静岡支部の菊地孝平も注目選手の一人。
2月に多摩川で開催されたG1ウェイキーカップを制して、現在トップの白井に迫る賞金ランキング2位の位置をキープ。
ここ数年はあまり調子が上がってこなかったものの、2014年の賞金王を獲得している実力は折り紙付き。
今年はウェイキー以外にも一般戦で優勝を飾っており、往年の調子を取り戻しつつある状態。
2020年シーズンの巻き返しに期待が持たれています。
松井繁
松井繁といえば、長年関西エリアはおろか日本のボートレース界をけん引してきたレジェンド選手の一人。
ボートレースファンの中には、ここボートレース尼崎にて全日本選手権を初優勝した松井の姿を思い出される方も少なくないでしょう。
今年は一般戦ながら優勝を果たしており、スタートダッシュに成功。
現在賞金ランキングのトップ6に位置しています。
当地での勝率は脅威の7.83。236度の優出、優勝は70度と圧巻の成績を残しており、不気味な存在であることは言うまでもありません。
地元関西のボートレース場を知り尽くしていると言ってもよく、癖の少ないレース場でベテランの実力が発揮されれば、昨年に続きG1制覇を果たすことも現実味を帯びてきます。
池田浩二
愛知支部の池田浩二もボートレース予想に絡めたい存在です。
当地での成績は勝率7.42、優出103度、優勝19回という成績。
今年は2月に蒲郡ボートレース場で開催されたG1東海地区選手権を制覇。
2号艇からの見事な差しを決めての決着。
今年はシーズン開幕から調子の良さが伺える状況で、持ち味であるスタートの早さと、ウィリーモンキーが炸裂すれば、どのコースからでも一気にレースを決められる実力を持っている選手と言えるでしょう。
開設67周年記念G1尼崎センプルカップのイベント情報
今回の開設67周年記念G1尼崎センプルカップのイベントについてですが、現在のところコロナウィルス感染症拡大の防止対策のため、場内イベント及びファンサービスは中止という判断となっています。
今後の状況の変化によっては、変更になる可能性もありますので、ご来場を予定されている方であれば、事前に情報収集をしイベントの有無を確認するようにされることをおすすめします。
昨年とは違う主役たちの活躍に期待
昨年は前半戦を独走した吉川、夏場以降を盛り上げた毒島、最後に頂点を極めた石野がシーズンを通じてボートレース界を引っ張っていましたが、今年のスタートは波乱の展開。
白井、菊池、池田、深谷、寺田といった昨年とは違った顔ぶれが賞金を着実に積み上げている状況です。
前シーズンの調子がそのまま通用しないのもボートレースのひとつの見どころ。
昨年とは違った勢力図が形成されるのを目の当たりにできるチャンスがあるのが今回の開設67周年記念G1尼崎センプルカップと言えるでしょう。